朗読者のいない黄昏


流れてゆく先も
留まろうとする場所も
ほんとうはそこが
どこかもわからず

思いがけない道筋を
思いつめて決めながら
思うよりも人は
思うように生きる

咲くことを驕らず
散ることを悔やまず
ただそうあることを
美とする花のように

[発行]2014年9月11日
[内容]詩集 全340ページ
[価格]1,500円(税別)
    GML-0003
    ISBN 978-4-907602-03-1